危険なアイツと同居生活





「それにしても、唯、いいの?」



「え?」



「碧、女と激しく絡んでいて。

あれはヤバイよ」





ヤバい……。

本当にヤバい。

あの映像を見るだけで、蒼に抱かれているような錯覚に陥った。

激しく、滅茶苦茶にされた気分になる。

あたしは相当重症だ。





「仕方ないよ」




蒼は手の届かない人だから。

それでも、蒼はあたしを選んでくれた。

そう改めて思い、頬を緩ませた時……





「あれって、川藤ゆりじゃない?」




亜美があたしに耳打ちした。



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