危険なアイツと同居生活
そんな中……
コンコンコンコン……
扉がノックされる。
近くにいた慎吾が扉を開けると、そこには台車数台に積まれた花束やらプレゼントやらがあった。
「わぁ……」
思わず声をあげるあたし。
だけど、メンバーは黙っていて。
ふと顔を上げると、みんなFの顔に戻っている。
あたしは、前に蒼が言っていたことを思い出した。
仕事関係者には、Fの碧として接していると。
本性がバレたら仕事にはならないでしょ、と。
そこまでFのイメージ作りは徹底されているのだ。
「多いな」
優弥さんが静かに言う。
すると、
「はい。今日は碧さんの誕生日ですから」
スタッフはそう言って、一礼して去って行く。