危険なアイツと同居生活
体育館が近付くにつれ、キュッキュッと床が鳴る音が大きくなる。
そして、
ダンッ……
ボールの音が鳴り響く。
続いて歓声。
あたしの胸がざわざわする。
「蒼君、怒らない?」
冷静な芽衣が言う。
怒るかもしれない。
だって、学校では極力関わらないようにしていたから。
蒼には、蒼の世界があるだろうから。
だけど……
「蒼、シュート!!」
仲間の声が聞こえ……
扉から中を見たあたしの胸は……
ライブの時みたいに高揚した。
右手でボールを持ち上げ、軽やかに飛ぶ蒼。
ボールはゴールに吸い寄せられるように宙を舞い、ぽすっとゴールに入った。
見事なシュートだ。
「やったぁ!」
にこやかに笑い、チームの仲間とハイタッチをする蒼。
……かっこいい。
マジでかっこいい。
反則だよ。