危険なアイツと同居生活
そんな中……
「きゃぁぁぁぁ!!」
近くからけたたましい叫び声が聞こえた。
叫び声は連鎖して、辺り一面が騒然となる。
それは、まるでFのコンサートのような歓喜に満ちた悲鳴で。
蒼の正体がバレたのではないかという不安に駆られる。
それは、ハルや芽衣も同じで、固まって蒼を注視していた。
いくら碧とは全てが違うといえ、分かる人には分かるだろう。
その整った顔、流れる髪は、間違いなく碧のものだから。
「うそっ!?Fがいるの!?」
あたしたちはそんな悲鳴に囲まれた。
いくら蒼が平凡大学生とはいえ、碧であることは隠しきれない。
こんな祭りに来ちゃいけなかったんだ。
そう思ったが……
「俺じゃないよ」
そう言って蒼が指差した先にいたのは……
両手に女を侍らせ、
ヒョウ柄の浴衣にサングラスをかけ、
その金髪に近い髪を靡かせた……
「艶!?」
つまり、優弥さんだったのだ。