危険なアイツと同居生活




「じゃあね、唯?」




隆太はそう言ってあたしに悩殺スマイルを残し、去っていった。




コツコツコツ……




その靴音が遠くなるとともに、ホッと安堵が押し寄せる。

爽やかで中性的なアイドル、隆太。

だけど、実は危険で腹黒い。

あたし、とんでもない男に目をつけられたのかもしれない。



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