危険なアイツと同居生活
「モデルの仕事を引き受けてくれるみたいで、ありがとう」
スーツに身を包んだおじさんは笑顔で言った。
白髪の混ざった髪に、額の皺。
それがまた貫禄があって、編集長かな、なんて思った。
「こちらこそ、ありがとうございます!
あたし、頑張りますので!!」
頭を下げた。
これで、一歩前進。
一歩蒼に近付ける。
そう安心したのに、
次におじさんの口から出た言葉にあたしは固まった。
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