いつか、また会える日まで。
──19時過ぎ
「で?何から話す?」
「うーん……何からがいいかな……。えっと……正式に渡米が決まりました」
悩んだ末に話したのは、そのことだった。
「うん、そうだな」
当然の事項。
分かりきっていたことだから、返事がそうなるのも頷ける。
「で、準備とか検査でしばらく遅刻と早退を繰り返すことになっちゃうんだよね」
咲夜は頷いた。
それを見て私は続ける。
「流石にいつもより頻度が高くなるとバレちゃうから良い言い訳考えなきゃと思って……」
良い案ない?と咲夜の顔を覗いた。
すると咲夜はしばらく考えるような仕草をし、言った。
「じゃあ、さ。治療するとだけ伝えれば?」
「……どういうこと?」
私には言っていることが理解できなかった。
それは、彼らにバラせと言っているようなものだから。
「……もう、隠しちゃダメだってこと?」
すると、咲夜は首を横に振った。
「いいや、そうじゃない。治療をする。と言っても、イコール渡米するではないだろう?治療を始めるから遅刻早退がおおくなる。そう話しておくんだ」
「なるほど!それなら嘘も付いてないものね!さすが咲夜、咲夜に聞いてよかったぁ!!」