いつか、また会える日まで。


──次の日




「いらっしゃいませー!!焼きそばはいかがですかー?!」



「三年二組、クレープ屋ですー!!是非いらしてくださいー!!」



「執事メイドカフェでーす!!ご主人様のご来店お待ちしてまーすっ!!」



「二年六組、お化け屋敷ですー!!度胸のある方は是非どうぞー!!」



校内は大賑わいだった。

とくに、2、3年生は模擬店がある。


私だって声を張っていた。



気持ちとは裏腹に。




「コスプレ喫茶いかがですかー??お客様もコスプレできます!写真も撮れますよー!!」




そう言う私は、ナースの格好をしている。

私は普段見てもらう側なんだけど……。



おかげで大賑わいになったコスプレ喫茶。

コスプレ喫茶の写真コーナーには指名制がある。

好きな人と写真を撮れるのだ。


また、自身がコスチュームを着ることもでき、写真館のようなシステムとなっている。


これに指名された時は、本当に厄介だ。



しかし、私は呼び込みに回っている身。



以外と多く指名されてしまう。



綾ちゃんたちも大変そうだった。




……ダントツで春が大変そうだったけど。
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