恋色花火
「何あいつら……意気投合?」
「んー……気にしないで。頼むから」
あのお二方、あたしの恋路を楽しんでるだけだから。
ていうか、ここまで次々にバレると……本当に本人にバレてないか心配になってくる。
今の表情からすると……大丈夫そうだけど。
チラ、と後ろに湿っぽい視線を送ってみると、返ってきたのは二つのブイサイン。
……少し胃痛がします。
「そういえば、知ってる?
今年一番大きな花火、なんか名前付いてるらしいよ」
「え……一番大きな、って」
通りへ向かう道、不意にユウヤが声をかけてきた。
後ろではナミとリンタロー君が何やら話をしているので……会話対象は必然的にあたしになってしまう。
「なんか変なジンクスついてる奴」
アホらしいよなジンクスなんて、と笑うユウヤ。