恋色花火


「ふーん……あぁいうのが好きなんだ。
 女の子ってやっぱわかんねェ」



若干バカにしたような言葉と、本当に明るい笑顔。


それについ見ほれてるうちに……ユウヤは財布を出していた。



「射的やりまーす。コルク頂戴」


100円玉一枚を差し出す。



「ちょ……いいって! ただ可愛いなって思っただけだから!」


あたし……そんな物欲しそうに言ってただろうか。



「いーのいーの。なんか久しぶりに射的したくなったし」


さっさとおもちゃの銃を貰って、楽しそうに掲げてる。


なんか意外な一面……可愛い。




だけど、苦手ってのは本当みたいで。


3発100円をなんと2回も繰り返して、結局何にも当てることはできなかった。


こんなことに必死な様子が笑いを誘う。


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