愛されることの奇跡、愛することの軌跡
『ここからは、ノリの家は歩いて行ける』


しかし、毎年ノリさんに会うこともなく、墓参りだけで帰京していた健吾さん。


『今年は勇気を持って、ノリ親子に会いに行く。紅葉のことがあるからノリに会えないなんてことが続く限り、俺は前に進めないから』


程なく、ノリさんの家に着いたみたい。


おうちは、煉瓦と白色の2トンの壁がデザインされた、小さいながらもお洒落な一戸建て。


健吾さんがインターフォンを押すと、応答なく扉が開いた。
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