愛されることの奇跡、愛することの軌跡
『おいしいだろ?アカリちゃんのアップルパイはボク大好きなんだ』


大和くん、あっという間に完食しちゃった。


"お父さん、ボクあっちでパズルの続き作ってるね"と、大和くんは私達のいるダイニングから続いているリビングに広がる大きなやりかけのジグソーパズルの前に座った。


『大和、大きくなったな』


『だろ?健吾はあれ以来だからますますそう感じるだろうな』


あれ以来とは…多分大和くんが紅葉さんのお腹にいる時以来だろう。


『玲奈ちゃん、健吾が担任のクラスにいるんだってな』


「は、はい」


私を見るノリさんは、りんご園の人とは思えない、"お坊っちゃま"なオーラが見え隠れしていた。
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