愛されることの奇跡、愛することの軌跡
『健吾から電話で話を聞いた時、ちょっと驚いたけど、僕は、嬉しかった』


ノリさんはニッコリ笑って"こっちも飲んで"と、私達にりんごジュースを勧めてくれた。


『健吾から電話を貰うなんて何年ぶりだろうなぁ、なんて思いながら、時が過ぎたのを感じたよ』


するとその時


『お姉ちゃん、一緒にパズルしようよ』


と、大和くんが私を誘ってきたので、リビングに行くことにした。


大和くんがやってるのは、ジグソーパズルの箱を見ると、2000ピースの有名な絵画のもの。既に外枠のピースは埋まっている。



「えー?大和くん、これは難しいよ」


『むずかしくないと面白くないでしょ』


「そうだけどさぁ」


…結局、2人で10ピースほど埋めたところで、そう言えば、サービスエリア以来行ってなかった。


「あの、ノリさん、お手洗いお借りしていいですか?」


『どうぞ。出て左に行って突き当たり左側だから』


―お手洗いから戻ると、大和くんの相手は健吾さんになっていた。
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