愛されることの奇跡、愛することの軌跡
『先生は、中途半端に話をして、お前の受験勉強に影響することを恐れたんだよ』


「じゃぁ、何で私は今、陽平からこの話を聞く環境になったのよ。健吾の指示なんでしょ?」


『正確に言えば、先生の指示の前にこのみの願い、だね』


"お待たせいたしました"と料理が到着した。


でも、私、食欲ないかも。


陽平は、このみちゃんとの関係がピンチなのに、ハンバーグをがっついている。


「そもそもこの話が出たのはいつなの?」


『さぁ、正確にはわかんないけど、俺が先生から聞いたのは1ヶ月前。期末試験の真っ最中』


「先生からって…このみちゃんから聞いたんじゃないの?」


すると、入口から走ってこちらに来る女の子。


このみちゃんだ。
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