愛されることの奇跡、愛することの軌跡
『俺、迷ってたんだけど、最後のLHRの時、みんなに俺たちのことを話してもいいかな』


「え?」


突然言い出す健吾に驚く私。


『イヤか?』


「ううん」


私は首を横に振った。


『俺は、最後にみんなには本当の俺を明かしておきたいんだ。隠したままで終わりたくない』


健吾は私に体を向ける。


『そして、寂しい時も、いつだって堂々と抱き締められる玲奈の彼氏になりたい』


「うん」


『さらに言えば、いつか…』


健吾は私の耳元に唇を寄せた。


『玲奈に、俺の子供を産んで欲しい』


その、あまりに艶っぽい言葉に、私の顔は多分真っ赤だ。


そして、そのまま…そのベッドで愛し合った。


シャワー浴びたいと言っても"玲奈の匂いが消えるからイヤ"と言われてしまって。


でも、いつかのあの時のようなことはなく、きちんと用意周到だったけどね。
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