愛されることの奇跡、愛することの軌跡
『せめて玲奈は俺のものだ、と最後にクラスの連中に知らしめたい。ごめん、俺のワガママだ』


「いいの。私も…」


今、言うことが言う前から恥ずかしくて、健吾の体にしがみついた。


「いつか、年を取る前には、健吾の赤ちゃん、産みたいから」


健吾は"ありがとう"と、笑って私にキスをしてくれた。


『じゃ、今からその予行練習な』


「しょうがないなぁ。3月いっぱいはけじめつけるんじゃなかったの?」


『しょうがなくないよ。こうなるの、チョー久し振りなのと、玲奈が可愛すぎるのがいけないんだ』


そうして、私達は日付が変わるまで再び愛し合った。


結局、夜中に健吾のマンションに移動した。


"朝までいたら、朝食にも付き合う羽目になるぞ"と言う健吾の配慮だった。


うちは、"健吾と一緒ならご自由に"という考え方なので、お構い無し。


中に入ると、健吾に"ちょっと座ろうか"とソファーに並んで座った。
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