ロッシュの限界

気づけばもう太陽は見えなくなっていて
オレンジだった夕焼けは、薄っすらと遠くに消えかかっていた。
その代わりに夜の紺色が空を覆い始める。

「てか、もう大分時間経ってるよ!早く戻らないとあたしも怒られちゃうよ!」
「えー…なんかもういいじゃん。今日はこのまま帰ろうよー」
「ええ?駄目に決まってるでしょ!とりあえず先生んとこ、行かないと」
「えー」
「早く」
「…はぁい」



そこからはいつものあたしたち。
何も変わらない、委員長と問題児。
それが二人の距離。

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