駄目男、俺。
「久しぶりだなー」


岡野は豪快に笑う。学生時代から変わらない。男だらけのむさ苦しい部屋に充満する煙草の空気。他にも、ツルんでた何人かの友人も来て、狭い部屋は益々男くさくなる。あー美和を連れてこなくて良かった、と俺は周りの全く目に優しくない光景を見ながら思った。



「つーか、仕事どうよ?」


「やっぱ大変だよな。おまえは家業継いでんだから次期社長ってわけ?」

「給料いくら貰ってんの?」



流れる会話は、やっぱり学生時代とは違う。安易に女とか、下らない話だとかじゃなくて、『今』の生活。





大人になるって、案外、つまらないと思う。


それでも、こいつらと話すのは久しぶりで、気取らない話はやっぱり肩は凝らなくて、喋ってるうちにいー気分になってた。

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