君の居場所
その日の朝は、普通だった。
何か大きな事件が起きたとか、
今日の運勢は最高だとか、
そんなことは1つも無かったんだ。
『今日は僕1人で制裁(せいさい)してくるよ。
誰も付いて来るなよ?
絶対だからな?
来たら恨み殺すよ。』
そう、制裁だ。
この組は良い組らしく、
柄が悪い奴らとか悪い暴走族とかをよく制裁していた。
『そうか。
お前昨日、組員全員倒したもんな。』
『ちょっ・・・言うなって・・・』
僕を助けてくれた人は、この組の組長で。
この話も組長としている。
敬語じゃなくていいと言われていたから、
もうすっかり身に付いていた。
その時も、そう言って笑い合った。