ライトブルー
結局、宴会は夜中の一時まで続いた。
近所のひとがみんな帰った後、私は後片付けまで手伝わされて、何だかさっきの宴会の意味がますますわからなくなった。
「楓ぇ、おい」
「何?」
二軒隣の実家に帰るわけでもなく、片付けを手伝うわけでもなく、浅黄はブラブラと私の周りでいろいろ言ってくる。いい加減にしてほしい。
「彰吾って誰? 楓の友だち?」
「知らんわ」
「だってさっきめっちゃ話してたじゃん」
「イラついてるから話しかけないで」
浅黄は何やらヘラヘラと笑っている。
「ねむーい」
「寝ろ!」
気がつくと私は怒鳴っていた。