恋の授業。



「おーーー!」
「よーっしっ!!」



綾子とマリのそろった声が歓声のように大きくて、周りのお客さんたちから注がれる視線が痛い。



「やぁーーーーっと認めましたねマリ先生!」



綾子がそう言うと、マリは大きな溜め息をつきながら、長かったーーーーと言った。



悪いことをした気分で外を見てみれば、いつの間にか暗くなっている。



この話だけでこんなに時間経ったんだ…!



そんなワタシにマリが、そっちの長いじゃないってばと更に大きな溜め息をついているけど、よくわからないし綾子が笑っているからそれでいいと思った。



「そこまでわかったなら、あとは簡単でしょ、ですよね?先生?」



綾子とマリの先生ごっこはまだ続いているらしく、ニヤニヤとっても楽しそうに話している。



今までも、綾子とマリにはいろいろ助けてもらってる。
でも、ワタシから思っていることを話したりはしてこなかった。



それが、今回こうやって本当の気持ちを話してみたら…上手く表現できないけど…言葉にするなら、嬉しい、という気持ちになった。



本心を見せられる人がいるって、嬉しい……



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