恋の授業。


さっきマリから言われたことを思い出す。
『いい?まずやるべき事は、誤解を解くこと!』



そうだ。
今話さなかったら、もうあの誤解を解く機会はこないかもしれないし、だいたいこのままじゃ森川君の悪口を言ってたことになっちゃう!



思い切って吸った息は、ヒューっと音になってワタシの背中を押す。



「実はね…」



ワタシの緊張と改まった態度が森川君に伝染して、森川君も、うん、と姿勢を正した。



「森川君、前に好きってメールくれたでしょ?」



緊張と恥ずかしさで声が震える。



「あれね、携帯の充電切れてて見てなくて…それでそのまま朝会っちゃって、……」



何を今更、と思われるかもしれない。
そんな話どうでもいいと言われてしまうかもしれない。

でも、それでもワタシは言わなくちゃいけないんだ。
言わないまま、この気持ちを無かったことになんてしたくない……!



< 113 / 324 >

この作品をシェア

pagetop