恋の授業。



「っうぅっ……っふぁ〜あ〜」



ワタシが泣くのを余裕で見ている森川君はこの5ヶ月で手が届かないくらい大人になったようだった。



「っだははは!そんなに泣くなよ〜」



そう言ってワタシの頭を撫でる姿が、まるであの人みたいだ。



「だって、だって!だってなんでさぁ!森川君が泣かせたんじゃん!!」



やっと治まってきた涙の代わりに羞恥が込み上げて来て、つい森川君のせいにしてしまう。



「ハイハイ!」



適当に流されたかと思えば



「でも本当にさ、くーちゃんはくーちゃんで大丈夫だから、もし好きな人いるならガンガンいっちゃいな?!」



なんて、また恥ずかしいことを言う。



………好きな人…か。



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