恋の授業。



「人の物を勝手に見た罰です。」



そう言って空をソファに座らせた。

大人ぶる俺はずるい。
大人ぶって理性の保てない俺はずるい奴だ。


でも…こんな顔をする空も、悪いだろ?


顔を近づければ、いつものように瞼を閉じる。
この慣れた感じにチクっときた日は、抑えることが結構キツイ。




もう、触れるだけのキスでは足りない。


これで終わりになんて、できない。



…空の柔らかい唇を舌でなぞる。


ビクッと震えた瞬間に開いた隙間を
逃さない。



初めて触れる空の舌は、想像以上に柔らかくて…



あぁ……たまらない…



逃げ腰な空の頭を押さえ込んで、その柔らかさを俺の中に絡め取る。



「…っふっ……んぅ…っは………」



苦しいのか、それともそれ以上なのか…
漏れ始めた空の息に時々声が混じる。



あー………



これ以上はダメだ、もうダメだと、少しの理性が力いっぱい止めようとするけれど、あと少しだけ…もう少しだけと、空を欲しがる俺が止めさせない…。



舌で空を堪能しながら、右手がブラウスのボタンを外していく…



「っん、ン、…んぅ……」



空が訴える何かを、聞いてやれない。



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