恋の授業。




下着越しに柔らかい膨らみを触った瞬間…


空気の抜けた風船のように
俺の身体から熱が飛んで行った。




「っはぁ〜〜〜………」




頭の中の葛藤がオーバーヒートしてしまった。


きっと…いつでも受け入れてくれるんだろう。


でも、空の気持ちはどうなる?


俺の勢いだけで抱いてしまえば、空が不安を感じるかもしれない。



“その時”は、空にとって、“俺がいい”と思ってもらえた時だ。



空の肩に頭を預けてだらしなく息を吐けば、背中に腕が回る。

小さな身体には重たいだろうに、一生懸命支えて背中をさする。

まるで小さな子を慰めるかのようだ。



「ワタシ…この匂い好き。ホクロメガネさんの匂い、大好き。」





「……そう?」





「うん…。ねぇホクロメガネさん…」





「何でしょう……?」






「ワタシは…大丈夫、だよ…?」





………え?





「ホクロメガネさんのこと、大好きだから…、だから、大丈夫…へへっ」






「っはぁーーー。『へへっ』って………
ほんとにもう…」





勘弁してくれ……






やっぱり俺は、空に振り回されっぱなしだ。





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