ギャップ彼女 1
『いやぁぁぁぁ~』
「……っ!?」
『……っ!?』
……い、痛い
慌ててがばりと起き上がった私の頭が、なんと金髪くんの顎に、見事にクリーンヒットしてしまったんだ。
金髪くんは、顎を押さえ悶絶中…
『…だ、大丈「痛ぇじゃねぇか!?」
大丈夫ですか?と言葉を続ける前に、目じりを吊り上げた金髪くんに、睨まれた。
『ごめんなさ~い~!!』
マジで怖い…
睨まないで…こっちも痛かったのよ〜!
「まぁまぁ」
金髪くんをなだめるのは赤髪くん。
そう言いながらヘラヘラと笑ってるし。
助ける気あんのか? 赤髪くん。