千日紅~永遠のキズナ~
あたしは、小さくため息を溢す。


そして適当に自己紹介を済まし、恭ちゃんに言われた席に向う。


「レディースに入ってる?」

「もしかして、どっかの姫?」


次々と、質問攻めに合う。


この時期に転校生なんて、珍しいのはわかる。


だけど、質問がおかし過ぎる。


普通は、、、


「何処から、来たの?」

「なんで、こんな時期に?」


これが普通の質問なんじゃないだろうか?


ここではこれが普通で、あたしの方がおかしいのだろうか?


あたしが何も答えないで居ると、その質問の嵐もいつの間にか止んだ。


別に、友達なんか、、、


、、、イラナイ。

< 10 / 301 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop