千日紅~永遠のキズナ~
HRが終わり、恭ちゃんが教室を出て行くのを見計らい、あたしも教室から出る。


元々、授業を受ける気なんて更々ない。


取りあえず、康樹たちに見つからないサボり場所を確保しなければ。


屋上なんて行ったら、自分から不良たちに絡みに行くようなものだし、、、


何処に行くか悩んで、フラフラ歩いていると図書室が目に止まる。


ここが不良学校なら、図書室に来る人はいないだろう、、、


前の学校でも、よく図書室でサボってたなぁ。


図書室のドアを開けると、本の独特の匂いに包まれる。


懐かしい、、、


どこの図書室も、同じなんだな。


「誰?」


そんなことを思っていると、女の声が聞こえた。


なんだ、先約が居たのか、、、

< 11 / 301 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop