トレモロホリディ
「どうしたの?澤井さん。

いつもはおいしそうに食べるのに、今日は食欲ないの?」


「え?」


「全然おかずが減ってないよ」


「あ、あぁ…」


「体調悪いの?」


「あ、いえ。そんなことは…。大丈夫です」


深く考えてもしょうがないのに。


どうしてこんなに不安になるのかな?


だって…。


私、湊君が大好きなんだもん。


もう好きで好きでどうしようもないんだもの。


いなくなったら、死んじゃいそうなくらい、大好きなんだもの。


ついさっきまで、一緒の職場になれて幸せな気持ちだったのに。


今は不安でいっぱいだよ。


そんなことを思いながら、スープを口にしたその時。


突然誰かにガシッと腕を掴まれた。

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