トレモロホリディ
自分のテーブル席に戻ると、当然だけど痛いほど女の子達の視線を感じた。


「じゃあ、美菜ちゃん。帰りにね」


私を席に座らせて、肩をぽんぽんと叩く湊君。


「う、うん…」


「失礼します」


総務の子達に爽やかに頭を下げて、湊君は男性陣のいる席へと戻って行った。


シンとしているテーブル。


私は気まずくて気まずくて、どうしようもなかった。


「えと…。澤井さん。

どういうことかな~?

説明してくれる?」


「僕の彼女ですーって、彼叫んでなかった?」


「肩抱いてたよね?

もしかして、付き合ってるの?」


三人に質問攻めにされて、顔が真っ赤になってしまう。


「あの…、はい…」


ど、どどどーしよう。


私なんかが彼女で、気分を害しちゃったかな?

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