どうしようもないくらい好きでした(仮)



真っ白な雪は好きだ。


澄んだ冬の空も空気も。
吸い込んだ時に器官を通りすぎていく冷たさも嫌いではない。


それでも、こんな風に姿を変えて消えていく様は何だか少し残念に思える。


この世に在るものは、時が絶つと共に変わっていく。
そう思えて悲しくなった。


人の気持ちもまた、移り変わっていくものだから…。





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