どうしようもないくらい好きでした(仮)



期待しない。
そう想いながも、どこか期待している自分がいる。


ポストを覗いて中を確認しても、やっぱり陸からの手紙は届いてはいなかった。


わかってはいても、勝手に期待してしまう自分が虚しい。


こんなにも待ちわびている事を、陸は知っているのだろうか。


私はただただ一人待ちわびて、恋い焦がれ、今にも枯れてしまいそうな程に陸の愛情に餓えていた。


ガッカリとしたままカバンをそこら辺に投げつけて、私はベットの上にダイブした。


暫くはそのままで、枕に顔を埋めたまま陸の温もりを探す。


そして諦める。
今度は天井を眺めるよに仰向けに身体を反転させた。






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