どうしようもないくらい好きでした(仮)
少しずつ時間がたつにつれ、ジワジワと込み上げてくる。
陸に会える。
さっまでは、今にも泣き出してしまいそうだったのに。
今は一人バカみたいに、ニヤケてしまう。
私は案外単純なのだと、改めて思い知る。
そしておもむろに立ち上がると、意味もなくウロウロと部屋中を歩き回り、明日まで出来る事は何かを考えた。
先ずは掃除をしよう。
掃除機をかけて、窓を拭いて。
それからシャワールームも。
こんな時間にガタガタとお隣さんには迷惑かもしれないけれど、それなら出来るだけ静かにやればいい。
毎日とはいかないけれど、時々暇つぶしに掃除をしていた部屋は、さほど汚れている訳でもなかった。
それでも、私は何かしたかったのだ。
何かしていないといられない、というのが正解かもしれない。
ソワソワと落ち着かない。
今日はおそらく眠る事すら出来ないだろうから。