どうしようもないくらい好きでした(仮)
思い付くままに。
部屋の中で出来る限りの事をやった。
無心にひたすらに動き回って、流石に疲れてもきた。
私はベットに倒れ込むように横になると、大きく伸びをして頭の上の時計を確認する。
もうとっくに日にちは変わってしまっていた。
そう言えば、裕美のメールに返信をするのを忘れていた。
ふと、そんな事を思い出す。
程よい疲労感が、高揚した気持ちを落ち着かせているようで。
眠気こそは無かったけれど、このままゆっくりと明けていく朝日を見るのも悪くないと思える。
カーテンの隙間からほんの少しだけ見える空の色はまだ夜のそれで、冬の長い夜はまだまだ明けそうにはなかったのだけれど…。