あたしの証~番外編~
アラームの音で目覚めた俺。

一度、背伸びをすると携帯に手を伸ばす。

アラームを止めてから、俺は携帯を確認した。
だけど、その画面には何もない。


着信を知らせるマークも、メールを知らせるマークも。


………あかり。



ぐっと、携帯を握ってから俺は風呂に入る事にした。
昨日、汗かいたし、さっと流したかった。

すぐにシャワーを浴びて、準備に入る。
上半身裸で鏡の前に立つ。
髪の毛を乾かしてから、ワックスをつけて揉みこんだ。



俺の体にあるタトゥー。


それが色鮮やかに映る。




“魔除けって、なんかにとりつかれでもしたの?”

“このバラの意味。
お前は愛だって信じ込んだみたいだけどな。

これは一生憎むって意味なんだよ”




何で、こんな事ばかりが頭を過るのだろう。

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