冷たい君が一途に好き*幼なじみに片想い*(仮)
ーー昼休み
あたしは早速風麻のクラスに向かった。
教室を見渡すと、颯くんはいるものの風麻がいない。
風麻に会いたかったな…。
ん? てか、あたし…何しに5組に来たんだっけ?
わからなくなって、頭を抱えていると…
「萌加ちゃ〜ん、俺はここだよ〜」
教室の窓側の方で、手を振っている颯くん。
…あっ!
あたし、颯くんにアドバイスもらいに来たんだ…
風麻に会えるかも!なんて思ってたもんだから、すっかり目的を忘れてしまった。
「ごめん! 颯くん」
あたしは5組に入って、颯くんに謝る。
「絶対風麻探してたでしょ?
バレバレ〜〜」
颯くんは笑いながら言うけど…
あたしとしては、恥ずかしい…というか、颯くんからのアドバイスもらうとか言っといて…煩わしいというか…。