冷たい君が一途に好き*幼なじみに片想い*(仮)

ーー昼休み




あたしは早速風麻のクラスに向かった。




教室を見渡すと、颯くんはいるものの風麻がいない。




風麻に会いたかったな…。




ん? てか、あたし…何しに5組に来たんだっけ?




わからなくなって、頭を抱えていると…





「萌加ちゃ〜ん、俺はここだよ〜」




教室の窓側の方で、手を振っている颯くん。




…あっ!




あたし、颯くんにアドバイスもらいに来たんだ…




風麻に会えるかも!なんて思ってたもんだから、すっかり目的を忘れてしまった。



「ごめん! 颯くん」




あたしは5組に入って、颯くんに謝る。




「絶対風麻探してたでしょ?
バレバレ〜〜」



颯くんは笑いながら言うけど…



あたしとしては、恥ずかしい…というか、颯くんからのアドバイスもらうとか言っといて…煩わしいというか…。
< 34 / 81 >

この作品をシェア

pagetop