妖精と精霊と人間と
第十話 旅立ち。
「お待たせ、北斗♪」
美香はそう言って、皆の前に笑顔で現われた。その周辺を、水の大精霊・ウンディーネが飛び交っている。耳では、青いイヤリングがキラリと光る。
「美香、もう良いのか?」
明がそう聞くと、美香は首を大きく縦に振った。どうやら、全員の準備が整った様だ。
「それじゃあ、行こうか。」
北斗がそう言うと、皆はその村を抜けた。
最初に向かったのは、海。海から行けば、北の王城・シュベレスには一番近い。なので、村を出てまっすぐ海に向かった。しばらくすると、目の前に老木が立ち並んでいた。それは、樹齢千年は越えていそうな老木だった。
「森の神、樹木の神、エントよ。我等の呼びかけに答えたまえ。聞きたい事があるのです。」
ブラウンがそう言うと、一つの老木がかがんでこちらを見た。
「ほぉ・・・人を見るのはそうでもないが、エルフや何やらを見るのは久しぶりだ。なんのようだ?」
美香はそう言って、皆の前に笑顔で現われた。その周辺を、水の大精霊・ウンディーネが飛び交っている。耳では、青いイヤリングがキラリと光る。
「美香、もう良いのか?」
明がそう聞くと、美香は首を大きく縦に振った。どうやら、全員の準備が整った様だ。
「それじゃあ、行こうか。」
北斗がそう言うと、皆はその村を抜けた。
最初に向かったのは、海。海から行けば、北の王城・シュベレスには一番近い。なので、村を出てまっすぐ海に向かった。しばらくすると、目の前に老木が立ち並んでいた。それは、樹齢千年は越えていそうな老木だった。
「森の神、樹木の神、エントよ。我等の呼びかけに答えたまえ。聞きたい事があるのです。」
ブラウンがそう言うと、一つの老木がかがんでこちらを見た。
「ほぉ・・・人を見るのはそうでもないが、エルフや何やらを見るのは久しぶりだ。なんのようだ?」