君と歩く未知
「さっきのオレの言葉聞いて気付いたかも知れねぇけど…オレはまだ弥生のことが好きだ…だから、サチのことが許せなかった。本気で…サチを殴るつもりだった…」
カズくんの口から出た言葉に驚いた。
アタシのことが…まだ好き?
アタシはあの絵を思い出した。
『Still…I love you.』と書かれたあの絵を。
「…いずれ、弥生に言わなきゃなんないって思ってたから、今日は丁度良かった」
アタシはカズくんに聞いた。
「何を?」
カズくんは溜め息をついた。
そして悲しげな顔をしてアタシに言った。
「…オレさ、今月で学校辞めるんだ」
アタシは驚いてしまって何も言えなくなった。
カズくんはそんなアタシをみてクスッと笑った。
「予想通りのリアクションだな…」
アタシはカズくんの目を見て聞いた。
「どうして?どうして辞めちゃうの?」
カズくんは目を閉じて少し考えてから答えた。
「…目標がないからかな」
アタシは理解ができなくてカズくんに聞いた。
「なにそれ…わけわかんないよ」
アタシはそう言って泣き出してしまった。
「将来の目標がないんだよ。もう勉強する気になれない…」
カズくんは泣くアタシの背中を優しく撫ででくれた。
「だからよぉ、もう弥生には本当に会えなくなっちゃうんだよ」
アタシは首を横に振った。
「イヤっ!そんなの…イヤ…」
カズくんは顔を手で覆って泣いているアタシの手をそっと離して言った。
「そんなに泣くなよ。な?…弥生はこの学校ちゃんと卒業して幸せになれよ?」
アタシはカズくんにそう言われても首を振り続けた。
カズくんの口から出た言葉に驚いた。
アタシのことが…まだ好き?
アタシはあの絵を思い出した。
『Still…I love you.』と書かれたあの絵を。
「…いずれ、弥生に言わなきゃなんないって思ってたから、今日は丁度良かった」
アタシはカズくんに聞いた。
「何を?」
カズくんは溜め息をついた。
そして悲しげな顔をしてアタシに言った。
「…オレさ、今月で学校辞めるんだ」
アタシは驚いてしまって何も言えなくなった。
カズくんはそんなアタシをみてクスッと笑った。
「予想通りのリアクションだな…」
アタシはカズくんの目を見て聞いた。
「どうして?どうして辞めちゃうの?」
カズくんは目を閉じて少し考えてから答えた。
「…目標がないからかな」
アタシは理解ができなくてカズくんに聞いた。
「なにそれ…わけわかんないよ」
アタシはそう言って泣き出してしまった。
「将来の目標がないんだよ。もう勉強する気になれない…」
カズくんは泣くアタシの背中を優しく撫ででくれた。
「だからよぉ、もう弥生には本当に会えなくなっちゃうんだよ」
アタシは首を横に振った。
「イヤっ!そんなの…イヤ…」
カズくんは顔を手で覆って泣いているアタシの手をそっと離して言った。
「そんなに泣くなよ。な?…弥生はこの学校ちゃんと卒業して幸せになれよ?」
アタシはカズくんにそう言われても首を振り続けた。