嘘つきなポーカー 1【完】
「別に特に用事はないよ。単に暇だったから。」
「あなた、誰なんですか。」
「俺?俺はケイだよ。」
「どこで私の番号知ったんですか。」
「うーん、エスパー?」
ケイは由佳の質問に真面目に答える様子もなく、そして言う。
「別に俺が誰だっていいじゃん?俺はお前に害を与えるようなことはしないと誓うよ。」
「何ですか、それ。」
ケイの言っていることがよく理解できず、由佳は呟く。
するとケイは暫く考えて、そして言った。
「うーん、だからさ。俺ら、秘密の友達になろう。」
ケイの予想外の言葉に、由佳は思わず歩いていた足を止めた。
一体彼は何が言いたいんだろう。
「何言ってるんですか。」
「お前は物分かりが悪い奴だな。つまり、俺がお前の友達になってやるって言ってんだよ。」
ケイはそう言った。
頼んでもいないのに、とんでもない上から発言だ。