優しくないっ、優しさを感じない!



……責める。



…責める?


……レナちゃんを、あたしが責める?



あれ?



違うじゃん、あたし、責めてた。



もうすでにーー頭の中では責めてたじゃん。



レナちゃんは…何も、してないのに。



ーーそれは、ハッと我に返った瞬間だった。

あたしの思考が正常の状態に戻ろうとする。すると蘇ってくるかのように、さっきまでのあたしの想いが頭の中で巻き戻り、再生され始める。

再度現れたそれは正に、真っ黒に染まったあたしのどうしようもない八つ当たり。


…なんで、どうしてあたしこんな…レナちゃんは、何も知らないのに、何も悪くないのに。

知らないで、それなのに、あたしはレナちゃんの事をこんなに…こんなあたしに、レナちゃんは心配してくれて…


「…ごめんレナちゃん。…もうダメだあたし、最低だ」


なんかもう、色んなものがこみ上げてて訳が分からなかった。


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