【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀



「ねぇ…これって三浦さんが食べようと思ってたアイスかな?アイス返した方がいい?」


「プッ…結衣…もう何も考えるな。美味しいってそのアイス食ってりゃ三浦も喜ぶ。」


私は、ガリガリとそのアイスバーをかじりながら


「スーパーマンは私の好みも良くご存知で…。隼も食べる?」


アイスを差し出すと


嬉しそうに食べてた。


「隼もお礼言わなきゃね。」私が吹き出すと


「あれだろ…明日の帰りにアイス買ってきてって頼む気だろ。」


「あははは わかった?洗い場終わったらみんなで食べる。」


隼とひとしきり笑ったあと私はさらなる疑問がわいてきた。


三浦さんは、私の好みまで何でもよく知っている。


でも私は三浦さんの好みはまったくと言っていいほど知らない。



それは、あまりにも失礼だ。





< 10 / 490 >

この作品をシェア

pagetop