【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「ねぇ…これって三浦さんが食べようと思ってたアイスかな?アイス返した方がいい?」
「プッ…結衣…もう何も考えるな。美味しいってそのアイス食ってりゃ三浦も喜ぶ。」
私は、ガリガリとそのアイスバーをかじりながら
「スーパーマンは私の好みも良くご存知で…。隼も食べる?」
アイスを差し出すと
嬉しそうに食べてた。
「隼もお礼言わなきゃね。」私が吹き出すと
「あれだろ…明日の帰りにアイス買ってきてって頼む気だろ。」
「あははは わかった?洗い場終わったらみんなで食べる。」
隼とひとしきり笑ったあと私はさらなる疑問がわいてきた。
三浦さんは、私の好みまで何でもよく知っている。
でも私は三浦さんの好みはまったくと言っていいほど知らない。
それは、あまりにも失礼だ。