【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


声を出そうとすると喉が痛く、少し動く指先で隼を手招きすると


「指詰めるとか命がどうとか怖いことやめてよ。私には隼がいてくれるから何も怖くないの。だけど麻衣さんは、今とっても怖いと思うからそばにいてあげて。私に申し訳ないなんて思ってる時間麻衣さんをみてあげて欲しい。」



口を動かして隼に伝えると一生懸命口元を読み取っている隼が



「指詰めるとか命がどうとか恐ろしいことやめてくれって。ここにいるなら麻衣さんのとこへ着いててやれ、自分には俺がいるから平気だ。そう言ってる。」



もっと優しく伝えてよって思ったけれどその言い方が隼らしくて


何となく可笑しかった。



隼の身体に触れ


「早くって怒って。」笑いながら言うと




「二宮、早く行けって怒ってる。」



隼の言葉で二宮さんは立ち上がり



「結衣さん、ありがとうごぜぇやす。若、申し訳ございやせん。」


頭を深々とさげ病室を出ていった。



その姿にホッと安堵した。





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