【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「ゆーちゃん。」
ちーちゃんの声がして
「こら、心配かけやがって。」って涙をこぼし、
「お顔を見て安心しやした。」上条さんは何度も頷いていた。
白川さんも幸恵さんも、相楽さんも理恵さんも、冬子さんもみんなみんないて
「極道ばっかりで怖い。」
声が出ないけど笑った。
「結衣、あんたはホント強い女だ。自慢の娘だ。」
由香里さんが大粒の涙を零し続けるから
「ママが目標だからね。」って口を動かすと
「退院したら療養に温泉行こう。」って小さい声で言うから
うんうんって頷いて2人で笑った。
時々顔をしかめる私を見て
「頭痛がひどいらしい。」
隼が伝えると
みんなが「またくるね。」「またまいりやす。」なんて言葉とともに病室を出て行った。
「隼、お前は大丈夫か?」
「あぁ。大丈夫だ。」
「助かって良かった。」
「あぁ。」
司は隼の背中をポンポンと叩くと病室を出て行った。