【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「隼…。」
「ん?」
「三浦さんは?」
「あぁ、三浦も入院してる。あいつが一番酷い。」
「え…。」
私が驚いた顔をしたら隼が話をやめようとした。
「お願い教えて。」
「爆風で吹っ飛ばされた上にやつらとやりあったからよ。まぁ骨も何本か折れてる上に刺し傷だ。手術は終わった。三浦も大丈夫だ。」
「大丈夫なのね?」
「あぁ、大丈夫だ。」
「三浦さんが助けに来てくれようとしてる声が聞こえたの。それで力が沸いたの。」
「腕もろっ骨も折れてんのに気付かなかったらしいぜ。あの怪我で襲ったやつらはみんなぶっ倒してんだぞ。」
隼が呆れたように言っているけど心配しているのもわかる。
「けどね?ここだって叫んでるのにさ、三浦さんの怒鳴り声でかき消されちゃうのってどう?」
私が吹き出すと隼も笑っていた。
相楽の運転手さんも怪我をしていたそうだが、手当が終わると組に戻られたそうだ。
三浦さんのことを
「あの人はサイボーグみてぇな人だ。」と言っていたと隼が教えてくれた。
私は聞きながらスーパーマンって訂正しなきゃって可笑しくなった。
「三浦さんのとこ連れていってね。」
「あぁ。結衣の怪我が落ち着いたら連れていってやる。」
私は隼の言葉が嬉しくて笑顔になるけど我慢するのもしんどいほどの頭痛で
「隼ごめん。頭痛い。」
そう口を動かすとまた瞼を閉じた。