【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
隼にスマホを渡し、そのままもたれかかっていると
わたしのスマホを差し出し
「みんな待ってるからかけてやれ。」
「うん。」
まだ司と話しがあるようだったから
わたしは今度は麻衣さんに電話をかけた。
「麻衣さん?」
「結衣さん。退院されたんですね。おめでとうございます。本当に良かった。そして結衣さん、助けてくれて本当にどうもありがとうございました。」
「麻衣さんありがとうございます。体調はどうですか?」
「ありがとう。私も寝ていられないわ。結衣さんに会いたいから頑張ってるの。」
「私は、きっと暫く出してもらえないと思うから お待ちしてるのでいつでも遊びに来て下さいね。退屈で家の中をウロウロしてるかもしれないから。」
「何が食べたい?」
またその質問かと思った。
「ん…パン?」
そう答えると司との電話が終わった隼が横で大笑いをしていて
「少しでいいですからね。」って言うともっと大笑いをしていた。
電話を切ると「結衣、考えたな。」
「まぁね。食パンじゃあまりにも不自然だからさ。たくさん来ても喜ばれるもの考えたよ。」
その後も
「お茶」とか「コーヒー」とかしまいには「味海苔」なんて言ったから隼は大笑いしていて
「何ならコメとタマゴも言う?」ってわたしも大笑いした。