【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


隼にスマホを渡し、そのままもたれかかっていると


わたしのスマホを差し出し


「みんな待ってるからかけてやれ。」


「うん。」


まだ司と話しがあるようだったから


わたしは今度は麻衣さんに電話をかけた。




「麻衣さん?」


「結衣さん。退院されたんですね。おめでとうございます。本当に良かった。そして結衣さん、助けてくれて本当にどうもありがとうございました。」


「麻衣さんありがとうございます。体調はどうですか?」


「ありがとう。私も寝ていられないわ。結衣さんに会いたいから頑張ってるの。」


「私は、きっと暫く出してもらえないと思うから お待ちしてるのでいつでも遊びに来て下さいね。退屈で家の中をウロウロしてるかもしれないから。」


「何が食べたい?」


またその質問かと思った。


「ん…パン?」


そう答えると司との電話が終わった隼が横で大笑いをしていて


「少しでいいですからね。」って言うともっと大笑いをしていた。



電話を切ると「結衣、考えたな。」


「まぁね。食パンじゃあまりにも不自然だからさ。たくさん来ても喜ばれるもの考えたよ。」


その後も

「お茶」とか「コーヒー」とかしまいには「味海苔」なんて言ったから隼は大笑いしていて


「何ならコメとタマゴも言う?」ってわたしも大笑いした。





< 147 / 490 >

この作品をシェア

pagetop