【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


私は部屋に戻るとパジャマを持ってお風呂場へ行った


久しぶりの豪華なバスルームで鼻歌を歌い


ジェットバスのボタンを押すと身体を持って行かれそうになりながら


バスタブの縁にしがみついて極楽気分を味わった。




部屋へ戻ると隼がいて


「座れ。」


その言葉で当然のように私をドレッサーの前に座らせると


満足そうな顔でドライヤーをかけてくれた。




「ねぇ…そんなに楽しいわけ?」


「あ?」


「ドライヤー。」


「あぁ。髪やわらけーから気持ちいいんだよ。」


「あはは。」



鏡に映る隼の顔が少し短くなった髪を残念に思っているのがわかった。



「またすぐのびるよ。切りたかったから丁度いい。」


「そうだな。」



火事の時に少し髪も熱で焼けたようになってしまった。


隼はそれがとても悔しそうだったけれど



「気分転換よ。」


なんて笑いながら由香里さんが美容師さんを病室に連れて来てくれた。



美容師さんも、焼けた髪については一切触れずに


「やわらかい毛ね。ほんとの猫っ毛ね。」


なんて笑いながら綺麗にカットしてくれた。






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