【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
熟睡した…と満足な目覚め。
当然隣の隼は未だ眠っていて
「隼…。」って呼びかけてもピクリともしなくて
襲われたらどうするんだろうって思うほどだ。
ソーッと隼の腕から抜け出そうとすると
「結衣、起きたか?」
今日は脱出に失敗したらしい。
久しぶりだから腕が鈍ったのかもしれない。
「うん。良く寝た。」
「俺も。」
「隼が一緒っていいね。」
「熟睡だろ?」
「うん。熟睡。」
ずっとこのままくっついていたくなるほど
隼にさよならを言った瞬間のせつなさが蘇る。
突然湧き出すように溢れてくるこの感情は私を不安にさせた。