【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
食堂を出て隼の部屋に戻ったけど隼は出かけるらしくシャワーを浴びに行った。
だから、私もシャワーを浴びて三浦さんの病院へ行く仕度をした。
「結衣。」
「どうぞ。」
わざわざネクタイを持って隼が部屋に来るから可笑しくなった。
「ごめんね。戻ってきたのわからなかった。」
隼のネクタイをしてあげるとやっぱりチュッとキスが落ちてきて
「ほら上着は向こうだ。取りに行こう。」
隼の手をひいて部屋に戻る。
「なぁ。この壁ぶち抜かねぇ?」
「いやこのままで。」
「なんでだよ。」
「いろいろ。」
「あ?」
全然ぶち抜いてもいいが、何もぶち抜く必要もない。
「着替える時しか別々にいないんだからそのぐらいの時間いいじゃない。」
そう言っても何だか不満そうで
「じゃあ私の洋服、こっちに運ぼうか?」と言えば
「そうしろ。」って妙にご機嫌だ。
「でもさ、それじゃ隼ゆっくりタバコ吸う時間ないよ?」
「平気だ。」
「いや平気じゃないから。」
「平気だって。」
「部屋にいても結衣って呼んだらすぐに行くから。」
そんな説得に笑いそうになる。