【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


帰りの車中で助手席に座る三浦さんに今日の出来事をお話しした。


「ちーちゃん。」と言うと


「え?」と驚いた顔をし運転手さんまで肩がビクッとなったから


やっぱりまずいのかなと汗が出た。



「結衣さん、ちーちゃんとは姐さんの事ですかい?」


三浦さんに聞かれ


「はい。千恵子さんがちーちゃんと呼んでと仰ったので。私はゆーちゃんになりました。」


言われた事をそのまま伝えると前からは笑い声が聞こえ


「姐さんが怖くないんですかい?」


運転手の田島さんから聞かれた。


「最初は怖かったんですけど、最近は平気ですよ。すごく優しいし楽しいです。今日なんて私のお湯のみまで用意していただいて感激しました。」


「そうですかい。姐さんが楽しみな様子が伝わってきやすね。」


「結衣さん、ちーちゃんやゆーちゃんの話をすると組に戻ってからひと悶着あるかもしれやせんよ。」三浦さんが吹き出した。



「怒られますか?」


「怒られやしませんよ。」


「それなのになぜ?」


私の疑問には2人とも笑っていて答えてはくれなかったけれど


笑っているから怖い話ではなさそうなので、私もクスクス笑った。




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