【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「結衣、お前の場合は手放す気がねぇのは俺だけじゃなかったしな。」
隼が吹き出すと
「あんたの嫁じゃなくても全然いいのよ。」
「あぁ。お前は関係ねぇ。」なんていうから私も思いっきり吹き出した。
その後で、私にこうして今ある幸せは響さんの頑張りのお陰なんだと思った。
「響さん、本当にありがとうございます。響さんが頑張ったからこんなにステキなお父さんとお母さんに出会い、隼にも出会えたんですよね。お爺様やお婆様にもお会い出来ました。本当にありがとうございます。」
私が頭を下げてお礼を言うと
「隼、結衣が嫁に来てくれたのは俺のお陰だってこと忘れるな。」
そんな事を言うからみんなで大笑いだ。
お爺様もお婆様も懐かしそうに話しを聞きながら
あんなこともあった。こんなこともあったといろいろ教えてくれた。
由香里さんと佐和子さんの仲がとてもいい理由もわかった。
兄嫁だとしたらなおさら由香里と名前で呼ぶことはないと思う2人が
名前で呼び合う理由もわかってすごく納得できた。
響さんと由香里さんは、
貴裕さんの事を「貴」と呼んでいることも知った。
それは、4人でいる時だけのようで私も聞いたことがなかったが、
思いで話しの中で何度も「貴が…。」と言っていたので、そう理解した。
貴裕さんと佐和子さんの出会いは、直接佐和子さんに聞いてみようとまた楽しみが出来た。